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意外と知らない“むし歯”について 【前編】

歯みがきをきちんとしているつもりなのに、どうしてむし歯になってしまうのでしょう。効果的な予防法はあるのでしょうか? そのためには、むし歯のできるメカニズムを知ることが大切です。新潟大学歯学部口腔生命福祉学科長を務める葭原明弘教授にむし歯に関する知識と予防法について教えてもらいました。

むし歯とは、細菌が糖質を元に作り出した酸によって歯が溶けた状態のことを言います。歯が酸にさらされると、歯の成分であるリンやカルシウムなどのミネラルが溶け出す「脱灰(だっかい)」が生じます。一方で、唾液の作用により、歯から溶け出したそれらのミネラルが再び歯に取り込まれる「再石灰化(さいせっかいか)」も起きるため、口の中ではその繰り返しが絶えず生じています。そのバランスが崩れ、歯からミネラルが溶け出す脱灰が優勢になったときにむし歯は発生・進行するのです。
そのため、むし歯には「歯の質」、「むし歯の原因となる細菌」、「糖質」の三つの要因と「時間の経過」が関係します。

それぞれの要因に対応することで、むし歯を効果的に予防できます。

例えば、「歯の質」については、フッ化物(いわゆるフッ素)を利用することで歯の表面を覆うエナメル質を酸に溶けにくい構造に変化させることができます。さらに、フッ化物には再石灰化を促す作用もあります。

「むし歯の原因となる細菌」や「糖質」については、これらを増やさないことが大切であるため、歯みがきなどのホームケアや歯科医院でのプロフェッショナルケアが欠かせません。また、むし歯になりやすい奥歯の溝を樹脂などで埋めるシーラントという歯科処置を施すことで、これらの侵入を防ぐこともできます。甘いお菓子をだらだら食べないなど、糖質を含む食品の摂り方に注意することも大切です。

特にフッ化物の利用については、市販されている多くの歯磨剤にフッ化物(いわゆるフッ素)が含まれているなど、多くの人が日頃から気軽に取り入れやすい方法ですのでぜひ実践していただきたいです。それぞれの対策をバランスよく組み合わせて行うことで、効果的にむし歯を予防しましょう。

意外と知らない“むし歯”について 【後編】

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